
SCOMのパフォーマンスカウンタの取得頻度とグラフ描画の最小値について
System Center Operations ManagerではWindows OSのパフォーマンスカウンタを取得、保持し、グラフ描画を行うことができます。これはSCOMの基本機能なのでできるのは当たり前なのですが、データの取得単位と描画方法がそんなに細かくなく、しかも取得データが丸められてしまうので細かく見たいケースで困る…という話を聞いたので手元の環境で実際の動作を確認してみました。
以下、実際にルールを作成してみた結果です。
ルールの作成
Windowsパフォーマンスを収集するルールを作成します。
ここでパフォーマンスカウンターを取得する間隔を選択することができます。GUI上では最小単位は1分でした。
取得したパフォーマンスの「最適化」の選択が行えます。ここでの選択によりグラフの描画のされ方とデータベース容量が変化するわけですね。今回は生データを見られるように最適化を使用しない設定で進めました。
ビューの作成
収集ルールは作成したので、次はその結果を見るビューを作成します。
結果、以下のように1分単位での生データをそのまま表示することが出来ました。
というわけで、GUIで普通に作成する中では最小単位は1分間隔に見えました。もっと細かい単位で取得することもできるのかもしれませんがそれは調べていません。
SCOMをつかったパフォーマンスデータ収集はデータを長期間保存することが前提であることが多いと思われるので、この程度でも実用上は特に問題ないかなとは思います。